協会のおすすめ文庫

2021年9月 1日 水曜日

逆ソクラテス



書籍名:逆ソクラテス
著 者:伊坂 幸太郎
出版社:集英社

【おすすめコメント】
小学生たちが主人公の泣いて笑える短編集。子どもだって日々目の前に立ちはだかる理不尽と戦って、それを乗り越えようとしている。大人になると子ども時代の気持ちを忘れがちだが、この本を読むと遠い記憶が蘇る。そして子どもに対する接し方が変わるかもしれないと思わせる爽快な読後感がある。子どもにも大人にも是非読んでほしい一冊です。

北里大学医学部小児科学教授
石倉 健司

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL

2021年8月 2日 月曜日

ひかりの針がうたふ



書籍名:ひかりの針がうたふ
著 者:黒瀬珂瀾(くろせ からん)
出版社:書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)

【おすすめコメント】
 新聞に掲載されていた家族をテーマにした河野裕子さんの短歌に、とても感銘を受けました。河野裕子さんの歌には愛情深く、時には激しくきれいごとでない子育ての様子が歌われ、必死の子育ての中から母と子の愛着形成がされていくのだと感じさせられるものが多くあります。これをキッカケに子育ての短歌に興味を持ちました。 母と子の歌が多い中、「ひかりの針がうたふ」の中には父親の子育てが歌にされています。ユーモラスな表現の中、愛情の深さを感じさせられるもので、家族としての始まりの段階に父親の存在が重要であることを改めて感じさせてくれる歌集です。ぜひお読みいただけたら嬉しいです。
公益社団法人神奈川県看護協会
(神奈川県立こども医療センター副院長兼看護局長)
西角 一恵

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL

2021年3月 1日 月曜日

JRC蘇生ガイドライン

JRC(日本蘇生協議会)蘇生ガイドライン

心肺蘇生手順の元となる、蘇生ガイドラインが2020年秋に更新されました。これに基づき、救急蘇生にかかる書籍の改訂が進むことと思います。赤ちゃんに恵まれたご両親だけでなく、乳児保育の普及により保育士さんにも普く乳児蘇生の学習需要が高まっていますが、新型コロナウイルス流行の関係で、心肺蘇生実習を実施し難い昨今です。レールダルメディカルジャパン(株)が販売しているミニベビー(Mini Baby)は、学習者1人に1体を使用することで感染対策も万全です。また、乳児蘇生ではとくに重要な人工呼吸の方法をしっかりと学習できるものとなっており、学習ビデオには日本人俳優が新たに起用され、日本語化されました。日頃から、緊急時の準備をしておけば安心ですね。

聖マリアンナ医科大学小児科学講座教授
清水直樹理事

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL

2021年2月 5日 金曜日

食べない子が変わる魔法の言葉




書籍名:食べない子が変わる魔法の言葉
著 者:山口健太
出版社:辰巳出版

【おすすめコメント】
 神奈川県立こども医療センターの偏食外来では、主に3歳までのお子さんを対象に環境調整と親御さんを介しての行動療法を行っています。しかし、実際には3歳過ぎに紹介されるお子さんも多く、悪循環に陥り、親子間のストレスが高いケースも多くみられます。そんな中で、ある程度言葉によるコミュニケーションができるようになったお子さんのいるご家庭にぴったりの本を見つけました。
 著者は一般の方ですが、会食恐怖症の当事者を経て、日本会食恐怖症克服支援協会を立ち上げた方です。よく勉強をされていて、今日から使える魔法の言葉かけが満載です。ぜひ、食べないお子さんを持つご家族に勧めてください。3歳前の子どもにも使えるヒントがたくさんあります。
  神奈川県立こども医療センター新生児科 大山牧子

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL

2021年1月 4日 月曜日

パパは脳研究者~子どもを育てる脳科学~



書籍名:パパは脳研究者~子どもを育てる脳科学~
著者:池谷裕二
出版社:クレヨンハウス、扶桑社

【おすすめコメント】
著者は東京大学薬学部の教授で脳科学をご専門とする現役の脳研究者。ご自身の娘さんの4歳までの成長と合わせて、月齢に沿って脳育ちのフローを示し、エピソードやコラムを随所に盛り込み、脳の発達と機能の原理から子どもの成長発達を分析しています。とても読みやすく得した気分になる本です。子育て中の方はもちろん医師、保健師、保育士、様々な分野の方にご紹介したい一冊です。
横浜市神奈川区福祉保健センター長 小西美香子理事

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL