協会のおすすめ文庫

2021年12月 1日 水曜日

誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論



書籍名:「誰がために医師はいる クスリとヒトの現代論」
著 者:松本俊彦
出版社:みすず書房

<おすすめコメント>
「困った人は困っている人」
「アディクションの反対語はしらふでなく、コネクション(つながり)である」
この本の中で、いくつかの刺さる言葉に出会いました。
 本書では現代の嗜癖障害臨床の最前線を学ぶことができます。精神科医である著者の半
生も驚くほど正直に書かれています。ドリフターズなど親近感を覚える言葉も突然出てき
ます。気負わずに読んでいただきたい1冊です。


神奈川県小児保健協会事務局(神奈川県立こども医療センター母子保健推進室)藤道子

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL

2021年11月 4日 木曜日

ストレングス・トーク


書籍名:ストレングス・トーク
    行動の問題をもつ子どもを支え・育てる
著 者:井上 祐紀
出版社:日本評論社

 一般に、疾患の治療は患者の苦痛となる症状を取り除くことが主な目標となりますが、精神障害や発達障害など、慢性的に経過する障害では、「医学的モデル」のみでは支援が行きづまることをしばしば経験します。著者は当事者のポジティブな面に着目し、「ストレングス・トーク」として、様々な行動上の問題をもつ子どもの「隠れた強み」を見出すことで、支援者と当事者、家族との信頼関係を築き、その人なりのやり方で問題を乗り越えるような支援を提唱しています。本書では具体的な対応について、年代別に事例を通して書かれており、子どもの家族や様々な職種の支援者に大変役立つ内容です。

社会福祉法人青い鳥 横浜市東部地域療育センター所長
高橋雄一

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL

2021年10月 1日 金曜日

1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ


書籍名:1人でできる子が育つ「テキトー母さん」のすすめ
著 者:立石 美津子
出版社:日本実業出版社

【おすすめコメント】
子供の自立心を育てるための45のアドバイスが書かれています。 「褒めるのではなく、認める」「ご褒美はあげない」「自分を主体に話をする」など、子育て中の毎日にありがちなシチュエーションに役立つ内容にあふれています。
頑張りすぎなくてよいところ、が好評のようです。

いどがや内科・糖尿病内科クリニック院長
川田 剛裕

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL

2021年9月 1日 水曜日

逆ソクラテス



書籍名:逆ソクラテス
著 者:伊坂 幸太郎
出版社:集英社

【おすすめコメント】
小学生たちが主人公の泣いて笑える短編集。子どもだって日々目の前に立ちはだかる理不尽と戦って、それを乗り越えようとしている。大人になると子ども時代の気持ちを忘れがちだが、この本を読むと遠い記憶が蘇る。そして子どもに対する接し方が変わるかもしれないと思わせる爽快な読後感がある。子どもにも大人にも是非読んでほしい一冊です。

北里大学医学部小児科学教授
石倉 健司

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL

2021年8月 2日 月曜日

ひかりの針がうたふ



書籍名:ひかりの針がうたふ
著 者:黒瀬珂瀾(くろせ からん)
出版社:書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)

【おすすめコメント】
 新聞に掲載されていた家族をテーマにした河野裕子さんの短歌に、とても感銘を受けました。河野裕子さんの歌には愛情深く、時には激しくきれいごとでない子育ての様子が歌われ、必死の子育ての中から母と子の愛着形成がされていくのだと感じさせられるものが多くあります。これをキッカケに子育ての短歌に興味を持ちました。 母と子の歌が多い中、「ひかりの針がうたふ」の中には父親の子育てが歌にされています。ユーモラスな表現の中、愛情の深さを感じさせられるもので、家族としての始まりの段階に父親の存在が重要であることを改めて感じさせてくれる歌集です。ぜひお読みいただけたら嬉しいです。
公益社団法人神奈川県看護協会
(神奈川県立こども医療センター副院長兼看護局長)
西角 一恵

投稿者 神奈川県小児保健協会 | 記事URL